コラム

「1日に水2リットル飲むとよい」はウソ?

水を1日2リットルは本当?

よく水を飲んだ方が健康に良いと言いますが、人間の細胞にとって欠かせないものなのです。

80%が水分と言われる脳は記憶,思考、集中力を水をとるだけでアップすることが分かっています。逆に水分が不足している場合には頭痛や不安,疲労、緊張が増すことも分かっています。

飲み過ぎは水中毒に。

水を飲むと血液がさらさらになりますので血流が改善します。血流が悪くなると万病の元です。

飲み過ぎは水中毒と言う、水毒症(低ナトリウム血症)になるので注意。1日2リットル説は、よほど汗をかかない限り飲み過ぎです。汗の量で調節しましょう。

スポーツドリンクや清涼飲料水は?!

水分補給は水をとるようにして、スポーツドリンクや清涼飲料水は避けるべきです。これらには大量の砂糖が使われているからです。およそ500mlの砂糖15個と言われます。

ペットボトルの裏をみると分かります。炭水化物は100mlあたり10.8gとかいてあります。砂糖の1日の摂取量の目安は40〜50gなので、ペットボトル1本分で既にそれを超えてしまうのです。

炭酸が入っていると甘さを感じられないので分かりにくくさせているのです。

砂糖が沢山使用されているドリンクを飲み続けると血糖値がアップダウンを繰り返してしまい、のどの渇きが増してさらにドリンクを飲みたくなります。カラダがだるくなります。

インスリンが大量に使われていきますので、それが続けばいずれインスリンが効かなくなっていき、糖尿病になってしまう可能性が高くなります。糖尿病と言うのは最初は自覚症状がなく、薬で数値を下げることが出来るので、あまく見ている人が多いのですが、深刻な病気へ進む可能性が高くなりますので、注意が必要です。

インスリン(インシュリン)
血液中に含まれる糖を体の細胞に取り込む働きをするホルモン。食事で血糖値が上がると大量に分泌される。インスリンの分泌や作用が十分でないと、血糖値が慢性的に高い状態の糖尿病になる。 逆に、インスリンが過剰になると意識障害や昏睡(こんすい)などを起こす危険がある。

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について

脱水症対策はどうすれば?

また、夏の暑い時期は湿度も高く、発汗しやすく大量の水分を失うことも考えられます。夏にスポーツなどをした場合、水分補給が大切になりますが、ただ水を飲めば良いと言う訳ではないのです。脱水症対策では水ではなく、体液に近い塩分を含んだ水が必要になります。

ただ、気をつけなくてはいけないのはどの水をどのタイミングでとるかです。普段飲むのは普通の水、激しい運動等して大量の汗をかいて脱水症状を予防するためにはスポーツドリンク、脱水症になってしまった場合はミネラル塩分濃度が高い経口補水液と言うものをとるようにすると良いでしょう。経口補水液は塩分濃度が高いために予防として飲んでしまうと体内のミネラルバランスを崩してしまう可能性が高いですので、脱水症になった時以外は飲むべきではありません。

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