コラム

ストレスから解放される脳習慣10の法則

ちょっとした日常の生活習慣の乱れから、慢性的に脳が不幸を感じやすくなっていると感じている人は是非、知っておいてください。

誰でも簡単に出来る幸せな脳を作る10の方法をお教えします。

では、脳が幸せを感じる毎日の行動をご紹介します。

いつも脳を幸せにするための方法は?

1、悪口を言わない

私たちが日頃何気なく使っている言葉でも思った以上に脳と体に大きく影響を与えてしまっています。

例えば、脳は主語を理解できないという性質があります。

主語が理解できないので、自分が発した言葉全てを自分のこととしてとらえてしまうのです。だから、人の悪口を言うと、脳の中では自分が悪口を言われた時と同じ状態になってしまいます。

つまり、相手の悪口を言った瞬間に、自分自身に悪口を言っていると判断してしまい、自分が傷つき気分まで悪くなってしまいます。

いつも人の悪口を言っている人は、なぜか自己嫌悪に陥っていくのはそのためです。

さらに人に対してより攻撃的になっていきます。自分で自分を攻撃し続けている訳ですからどんどん不幸になるばかりでなく、実は健康にも悪影響を強く及ぼします。

例えばスポーツの試合で、相手に勝ちたいばかりにミスしろ、失敗しろ、なんて思うことってありますよね。

それでも知らないまま自分で自分に呪いをかけて不幸に向かっていることになるわけです。

2、相手をほめる

反対に、相手を褒めれば、自分が褒められたのと同じ状態になります。相手を褒めてあげると、自分が褒められたと思い、気分が良くなり自己重要感が高まるのです。

人間の脳は4つに分かれています。

原脳(爬虫類脳)、大脳辺縁系(哺乳類脳)、大脳新皮質(人間脳)、前頭前野(人間の脳の中で最も高級な部分)です。

人間の脳にも爬虫類や犬猫と同じ脳があるんです。

爬虫類脳はあの有名な心理学者マズロー博士の人間の『欲求』についての分類に当てはめると生理的欲求、つまり性欲や食欲、睡眠欲などの本能や欲望というもっとも原始的な欲求です。

哺乳類脳は安全の欲求、これは安全、安心を確保したいという感情的な欲です。好き嫌いの段階と言えます。

人間のように高度な精神活動を担当するのは大脳新皮質からなのです。これらは進化した新しい脳といえます。新しい脳のほうは主語を認識出来ますが欲望や感情を司る古い脳のほうは主語を理解することが出来ずに悪口を自分のこととしてとらえてしまう性質があるんです。逆に相手をほめても、自分がほめられていることと同じということになります。

この脳の特性を理解し、良い言葉を日常的に使うようにしたいものですね。

相手にかける言葉を大切にすることが、結果的には自分自身も大切にしているということになるわけです。

幸せな気分というのは、科学的にいえば、脳内に快楽物質“セロトニン”がうまく分泌されているかどうかで変わります。セロトニンは、精神の安定や安らぎをもたらしてくれる物質で、これが不足してしまうとイライラしやすくなったり、気持ちが晴れずに、不眠などの症状が出て来てしまいます。

幸せを感じるためにはセロトニンが安定している事が必須です。

セロトニンは、良い言葉で増え、悪い言葉で減ってしまいます。そんなセロトニンは言葉以外にも簡単な方法で分泌を増やす事ができてしまいます。

言葉以外で脳が幸せになる日常の習慣を紹介します。

3、セロトニンを増やす食材を食べる

セロトニン活性のために、セロトニンの原料になるトリプトファンが含まれている食材を意識的に食べればセロトニンはどんどん増えていきます。また、体内でセロトニンを合成するために必要なビタミンB6、セロトニンを活性化する炭水化物が含まれている食材もおすすめです。

特にバナナはトリフトファン、ビタミンB6、炭水化物も豊富で、バナナには、セロトニンを作る3つ成分がすべてを取ることができるすぐれものです。

その他にも豆腐、納豆、大豆、味噌、牛乳、ヨーグルト、チーズ、アーモンド、卵、ごま、などセロトニンを多く含む食材を普段からとりましょう。

うつなどの症状がある場合にはサプリメントでセロトニンの原料をとるほうが急速に増やせますのでご相談ください。

4、よく噛んで食べる

食事の際によく噛んで食べることを心がけると、セロトニンが活性してくれます。

ものをよく噛むと言うことは、栄養の効果的な摂取や消化を助けたり、あごの筋肉の維持などにもつながりますので一石三鳥というわけです。

5、朝日を浴びる

セロトニンは太陽の出ているときに分泌されやすくなり、睡眠中や日が沈んでからは分泌が少なくなると言う特性を持っています。

実はセロトニンからメラトニンという睡眠ホルモンが作られるため、セロトニンが増えるとメラトニンが増え睡眠の質が高まります。逆にセロトニンが少ないとメラトニンが減り、睡眠障害の原因になってしまう恐れがあります。

朝起きたらまずは太陽の光を浴びて、セロトニンを増やしましょう。さらに良いことは、自律神経を活動モードに切り替えることも出来てしまいます。たったこれだけのことですが、とても大事です。

昼夜逆転の生活をしている人は要注意!

6、マッサージでリラックスする

普段忙しいひと、がんばっている人、ストレスがたまっている人は自分へのご褒美として、マッサージセラピーは特に効果的です。

研究によると、マッサージを受けた後は、脳内のセロトニンレベルがアップすることが証明されています。それだけではありません、自律神経の緊張をとることで免疫力がアップしたり、認知症の予防効果も確認されています。

アロマの精油、特にベルガモット、カモミール、ラベンダーなどを使うと効果が2倍、3倍になります。

7、首のストレッチをする

セロトニンは延髄の「縫線核」という所で作られているのですが、そこを刺激するのが首のストレッチやマッサージです。

首のストレッチをすると大量の電気信号が発生し、セロトニンの分泌を促してくれます。ここでも精油を使うとさらに効果が高まります。

ただし、首には神経や血管が集中しているところですので強いストレッチは避けて、軽くじわじわゆっくりするようにしてください。

8、早寝早起きをする

先ほどもセロトニンは太陽の出ている昼間に分泌されやすく、睡眠中や日が沈んでからは分泌が少なくなるといいました。

セロトニンはメラトニンを作る元であることも説明しました。朝起きて太陽を浴びてセロトニンを増やして、自律神経をオンにして、夜寝るときは寝る1時間前には照明をくらくして自律神経をお休みモードに切り替えましょう。

人間が本来持っている生活リズムは『昼間に活動し夜は寝る』です。この原則を守ることがセロトニン神経の活性化にとってとても大切だということです。

早寝早起きを心がけ、寝る時間や起きる時間も規則正しくすることを心がけましょう。

9、友達や家族と会話する、笑う

気分が落ち込んでいるときは、愛する友達や家族がそばにいてくれるほど、心強いことはありませんね。

ハッピーになるには、誰かに受け入れられている、認められている、気にかけられている、理解されている、愛されている、と感じることがすごく大切です。

忙しかったり、ストレスがたまっているときこそ友達や故郷の家族に電話して温かい声を聞いたり、週末に友達と待ち合わせして美味しいものを食べに行ったりして楽しい時間を過ごしてください。笑顔になるひとときを過ごすだけでも全然違いますよ。

10、深呼吸をする

複式呼吸をしながら深呼吸をしましょう。忙しいひと、せっかちな人、緊張しやすい人、ネガティブ思考の人は特に深呼吸が必要な人です。

是非、普段から取り入れて幸せホルモンを増やして、仕事もプライベートも常にハッピーでいたいものです。

いかがでしたか、幸せな脳を作る10の方法のうち一つからでも実行してみましょう。

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