イオンの原理を利用して水や水蒸気に抗菌・殺菌機能をもたらす触媒
除菌機能性触媒 Grande Ag 特殊加工でセラミック化。【製法特許取得済】
抗菌機能性触媒の原理と機能
抗菌機能性触媒は、特定の触媒物質が水や水蒸気に対して抗菌・殺菌機能を付与する技術です。
この触媒は、イオンの原理を利用して有害な微生物を効果的に抑制することができます。以下に、その具体的な原理と機能について詳しく説明します。
1. 抗菌機能性触媒の原理
抗菌機能性触媒の基本原理は、触媒表面で生成されるイオンが微生物に対して直接的な作用を及ぼすことです。
この触媒は、主に金属イオン(例:銀イオン、銅イオン)や酸化物(例:酸化チタン)を利用しています。
1.1 イオンの生成
触媒表面に水や水蒸気が接触すると、触媒が化学反応を引き起こし、抗菌性の高いイオンを生成します。この過程で、次のような反応が一般的に起こります:
- 酸化還元反応: 金属が酸化または還元されることで、金属イオンが生成されます。例えば、銀が酸化されると銀イオン(Ag⁺)が放出されます。
- 光触媒反応: 光触媒(例:酸化チタン)が光に照射されると、表面で活性酸素種が生成され、これが水と反応して殺菌効果を持つ物質を生成します。
1.2 イオンの作用
生成されたイオンは、微生物の細胞膜やDNAに直接的に作用し、その機能を阻害します。具体的には、以下のようなメカニズムが考えられます:
- 細胞膜の破壊: イオンが微生物の細胞膜に結合し、その構造を変化させることで、細胞膜の透過性を損ないます。これにより、細胞内の重要な物質が漏れ出し、微生物は死滅します。
- 酵素の阻害: イオンが微生物の酵素に結合し、その機能を阻害します。特に、代謝酵素の活性を抑制することで、微生物の増殖を防ぎます。
- DNAの損傷: イオンが微生物のDNAに結合し、その複製や修復を妨げます。これにより、微生物は正常に増殖できなくなります。
2. 抗菌機能性触媒の機能
抗菌機能性触媒の主な機能は、以下の通りです。
2.1 抗菌効果
触媒によって生成されたイオンは、広範囲の微生物(細菌、ウイルス、カビなど)に対して効果的に作用します。これにより、水や水蒸気に含まれる有害な微生物を抑制し、衛生環境を維持します。
2.2 持続性
抗菌機能性触媒は、長期間にわたってその機能を維持することができます。触媒自体が消耗しにくく、イオンの生成が継続的に行われるため、持続的な抗菌効果を発揮します。
2.3 安全性
抗菌機能性触媒は、一般的に人体や環境に対して安全性が高いとされています。使用される金属イオンや酸化物は、低濃度でも十分な効果を発揮し、健康への影響が少ないとされています。
2.4 多用途性
抗菌機能性触媒は、水処理、空気清浄、表面コーティングなど、さまざまな用途に応用されています。例えば:
- 水処理: 飲料水やプールの水、産業用水の抗菌処理に利用されます。
- 空気清浄: エアコンや空気清浄機に組み込まれ、空気中の微生物を除去します。
- 表面コーティング: 医療機器や食品加工設備の表面にコーティングされ、抗菌効果を発揮します。
抗菌機能性触媒は、イオンの生成とその微生物に対する作用を利用して、水や水蒸気に対して優れた抗菌・殺菌機能を付与する技術です。これにより、広範囲の微生物を効果的に抑制し、衛生環境を維持することができます。その持続性、安全性、多用途性から、さまざまな分野での応用が期待されています。
【Grande Ag+セラミックの優位性 】
- 繰り返し機能水を作ることができる
- 使用期限が長い
- 消臭・除菌効果がある
除菌機能性触媒Grande Ag+を通じて
この技術は、フィリピンの水道水を飲める水に変えるというプロジェクトに端を発して開発いたしました。
Grande基材の「配合比率」や「加工温度」を変化させることにより、『除菌性能』を高めたり、『㏗の調整』が可能となります。
世界中、幅広い分野に応用できる触媒です。
特許技術で開発された水や水蒸気に働きかける機能には、目を見張るものがあると自負しています。
この除菌や消臭機能を自由に操れる触媒をを活用することにより、さらなる社会生活の安定に寄与することを願ってやみません。
抗菌機能性触媒にご興味のある方は下記からお問い合わせください。